馬場染工場は大正2年、
京都伏見の地にて創業しました。
110年続く木造合掌造りの工場の中、
ひとつひとつ手作業で型染めする
昔ながらの技術で、
職人が一枚ずつ丹念に
風呂敷を染め続けています。
古くからの技術を受け継ぎながら、
常に時代に求められるものを。
現代を彩る染め物を、私たちは作り続けます。
伝統の技で、 〝今〟を染める
馬場染工場が得意とするのは、
京都の絹織物「丹後ちりめん」の型染め。
繊細な生地に美しく色を乗せるのは至難の業ですが、
経験に裏打ちされた技術により実現しています。
また正式な風呂敷の両端には「耳」があり、
この部分までムラなく綺麗に染め上げるのにも高い技術力が必要です。
馬場染工場はそういった日本ならではの素材や仕様を忠実に守りつつ、伝統的な技を使った高品質な染め物を世に届けています。
1913年、馬場善蔵が木造合掌造りの工場にて馬場染工場を創業。型を使い刷毛で染める型友禅で着物を染める。
1920年代後半、大きな生地を一度に染められるよう板場を改装。
浴衣など和小物の染色も行う。
1970年、大阪万博で日本ブームが到来。
海外で人気を博したガウン風着物の染色ニーズが急増。
1990年代後半、インバウンド効果により和装小物が人気を集める。
風呂敷をメインとしつつ、手ぬぐい、扇子などの染色も盛んに。
海外企業のノベルティや包装用の風呂敷の染色も展開。
染色を通し、日本の伝統的なものづくりを世界へ広げる。